白亜オフィスについて

白亜オフィスは、京都で精神分析の理解に基づく心理面接や心理検査、スーパービジョンをおこなっている相談室です。

私たちは日々、さまざまなことを体験し、考えます。それが人の営みであり、人生を形作っていくものです。ただ、その思考は時にとても狭く偏ったものとなり、私たちを苦しめることになります。フロイトは、人の心の中に自分ひとりでは考えることのできない広大な部分があることを示しました。精神分析を通して、私たちは自分の思考の窮屈さを理解し、そして広く深く潜行する思考を手に入れることができます。それは人生をより自由に生きることにつながるものです。

代表 池田 彩

セラピストの紹介

当オフィスでは、精神分析の訓練を積んだ実績のあるセラピストが複数の在籍しております。
性別や年齢など希望がありましたら、申込時にお知らせください。

西 見奈子

略歴
九州大学教育学部卒業
九州大学院人間環境学府修士課程修了
九州大学院人間環境学府博士後期課程単位取得満期退学

学位
博士(心理学)

資格
日本精神分析協会 精神分析家
日本精神分析学会認定スーパーヴァイザー
日本精神分析学会認定心理療法士
臨床心理士

著書
・『「心」のお仕事 今日も誰かのそばに立つ24人の物語 (14歳の世渡り術) 』(共著)(河出書房新社 2021年)
・『精神分析にとって女とは何か』(共著)(福村出版 2020年)
・『いかにして日本の精神分析は始まったかー草創期の5人の男と患者たちー」(みすず書房 2019年)
・『臨床のこころ」を学ぶ心理アセスメントの実際: クライエント理解と支援のために』(高橋靖恵編 金子書房 2014年)
・『子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門』(萌文書林 2010年)

論文・エッセイ
西 見奈子(2018):日本の精神分析運動について 精神医学史研究,22(1),24-28
西 見奈子(2018):目を閉じて見るもの、あるいは見せられるもの(特集 クライン派精神分析の展望 2.:ビオン・トゥデイ) 精神分析研究,62(3),467-471
西 見奈子(2018):メルツァーの発展.精神療法,増刊第5号,137-139
西 見奈子(2016):「不二山」の画家について : 古澤平作からフロイトへの贈り物.精神分析研究 60(4), 552-554
西 見奈子(2016):戦前の日本の精神分析についての歴史的研究 : 矢部八重吉によるIPA日本支部を巡って.精神分析研究 60(4), 484-502, 2016-11
西 見奈子(2016):自閉症世界との遭遇 : メルツァー著『自閉症世界の探求 : 精神分析的探究より』を通して (特集 ドナルド・メルツァーの仕事 : その紹介と検討).精神分析研究 = The Japanese journal of psycho-analysis 60(4), 444-452
西 見奈子(2016):患者から学ぶ「霞を食す」.精神療法,第42巻第3号(特集 精神分析の現在)

訳書
ポスト・クライン派の精神分析  クライン、ビオン、メルツァーにおける真実と美の問題
(ケネス・サンダース著 中川 慎一郎監訳 みすず書房 2013年)(7章と10章を担当)
みすず書房 トピックス (ネットで読むことができます)
自閉症世界の探求―精神分析的研究より
(ドナルド・メルツァー著 平井正三監訳 賀来博光 西 見奈子訳 金剛出版 2014年)